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2025/02/10 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月6日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22152004 |
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授業科目名 /Course Name |
代謝生化学 | 時間数 /Time |
15時間 |
単位数 /Credits |
1 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
1年 | 科目区分 /Course Group |
専門基礎科目 |
対象学生 /Target |
看護学科 , 理学療法学科 , 作業療法学科 , 放射線技術科学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
相良 順一 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
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担当教員 /Instructor |
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開講学期および日時について の備考 /Notes |
後期前半 看護・放射線技術科学科:必修 理学療法・作業療法学科:選択 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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後期 | 木曜日 | 5 |
授業の概要 | 人体の構成成分の種類とそれらの分子構造及び機能を学ぶ。これらの分子の代謝経路及びその調節機能を理解し生命現象の基本を学ぶ。また生合成機構、分解経路、エネルギー代謝、遺伝情報発現機構を学び、それらの異常に起因する疾患について分子レベルから原因と症状を理解し、治療方針の基本について理解する。 |
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授業のキーワード | 授業計画欄の【 】を参照 |
授業の目的 | 生命現象を生体構成成分の性質に基づいて理解し、また疾患を分子レベルから理解する。 |
授業の到達目標 |
1 タンパク質及びアミノ酸の構造、性質を説明できる。 2 酵素の種類、性質、補助因子、阻害因子、酵素活性と化学構造との関連を説明できる。 3 ビタミンの構造と機能、それらの欠乏症と過剰症を説明できる。 4 糖の基本構造と化学反応性、糖代謝の役割と制御様式を説明できる。 5 脂質の基本構造と物理化学的性質、分解機構、合成について説明できる。 6 アミノ酸代謝、ヌクレオチドの構造と代謝を説明できる。 7 核酸の構造を説明できる。 8 DNAの複製・転写・翻訳について説明できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 「クラウドキャンパス」のテスト機能を利用して自己学習をすること。 |
教科書 | 1) 畠山 鎮次著「系統看護学講座 専門基礎分野2 生化学 第14版」医学書院2019 |
参考文献・その他資料 |
1) R.K. Murray他著、上代 淑人他訳 「イラストレイテッド ハーパー・生化学」 丸善 2016 2) Jeremy M.Berg著 「ストライヤー生化学」 東京化学同人 2018 |
成績評価方法 |
期末試験期間中に行われる筆記試験を90点満点で採点し、レポートを10点満点で評価し、合算して100点満点で評価する。学生証のバーコードをスキャンすることで出欠を確認するので、学生証を忘れないこと。 【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から | 患者さんでは、生体を構成している物質の構造、代謝や機能のいずれかが障害されているということを認識し、そのことを常に考慮して診療できるようになって下さい。仮に現在の診断技術の範囲で正常であっても、症状が存在するところには何らかの未知なる異常が隠されていると考えるべきです。そのためには、生体を構成している物質の基本的な構造及び正常な代謝と機能をよく学び理解しておくことが大切です。重要な点を中心に講義をいたしますが、さらに興味のある方は、個人的に教員に質問したり、各自で参考書等を利用して理解を深めて下さい。生化学では生体有機物の化学反応を扱いますので、前期に開講される化学を履修していることが望ましいです。なお、質問などの連絡はメール(sagara@ipu.ac.jp)でお願いします。 |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | アミノ酸・タンパク質の構造と機能 【鏡像異性体、アミノ酸、ペプチド結合、一次構造、二次構造、三次構造、四次構造、水素結合、疎水結合、αヘリックス、βシート、サブユニット】 |
1 | 相良 | 講義 |
2 | 2 | 酵素の構造と機能、酵素活性と化学構造の関連 【触媒、基質、特異性、アイソザイム、活性中心、補酵素、活性調節、ミカエリス定数、最大反応速度、競合阻害】 ビタミンの構造と機能、欠損症と過剰症 【水溶性ビタミン、脂溶性ビタミン、補酵素、抗酸化作用、ビタミン欠乏症】 |
2・3 | 相良 | 講義 |
3 | 2 | 糖の構造と代謝の役割と制御様式1 【単糖、鏡像異性体、二糖類、多糖類、解糖系、糖新生、グリコーゲン、ペントースリン酸回路】 |
4 | 相良 | 講義 |
4 | 2 | 糖の構造と代謝の役割と制御様式2 【ATP、クエン酸サイクル、ミトコンドリア、電子伝達系、酸化的リン酸化、血糖調節】 |
4 | 相良 | 講義 |
5 | 2 | 脂質の構造と代謝 【脂肪酸、中性脂肪、リン脂質、コレステロール、脂質二重層、細胞膜、不飽和脂肪酸、必須脂肪酸、リポタンパク質、β酸化、アセチルCoA(コエンザイムA)、ケトン体、マロニルCoA、エイコサノイド】 |
5 | 相良 | 講義 |
6 | 2 | 糖質、アミノ酸代謝とそれらの相互関係 【アミノ基転移反応、α-ケト酸、糖原性アミノ酸、アンモニア、グルタミン酸脱水素酵素、尿素サイクル、アミノ酸脱炭酸酵素、必須アミノ酸】 |
6 | 相良 | 講義 |
7 | 2 | 核酸の構造と代謝、DNAの複製 【プリン、ピリミジン、新生経路、再利用経路、尿酸、リボヌクレオチド還元酵素、塩基対、二重らせん、複製フォーク】 |
7・8 | 相良 | 講義 |
8 | 1 | 遺伝情報の転写と翻訳 【伝令RNA(mRNA)、運搬RNA(tRNA)、転写、エキソン、イントロン、スプライシング、翻訳、遺伝暗号、リボソーム、突然変異、鎌状赤血球症、先天性代謝異常、除去修復】 |
8 | 相良 | 講義 |