![]() ![]() |
2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月6日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22151074 |
---|---|---|---|
授業科目名 /Course Name |
学問の時代を創った人々 | 時間数 /Time |
15時間 |
単位数 /Credits |
1 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
1年 | 科目区分 /Course Group |
基礎科目 |
対象学生 /Target |
看護学科 , 理学療法学科 , 作業療法学科 , 放射線技術科学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
才津 芳昭 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
|
担当教員 /Instructor |
海山宏之、桜井直美、井出政行 |
||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
前期後半 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
前期 | 月曜日 | 5 |
授業の概要 | 今日に至るまで、人はそれぞれの職業を通して、よりよく、より豊かに生きようとしてきた。研究者は研究者として、実践家は実践家として自らの生き方に悩みつつ、新しい研究や実践を生み、社会に貢献してきた。この授業では、様々な領域で時代を画した研究者や実践家のプロフィールと研究・実践内容を知る中で、自らもこれからどのように生き、どのように仕事をしていくかを考えることを目指す。社会学、英語学、精神医学、宗教学、公衆衛生学という異なる領域の教員が、一時代を画した研究者や実践家の人生と業績を扱う。 |
---|---|
授業のキーワード | 授業計画欄の【 】を参照。 |
授業の目的 | 一時代を画した研究者・実践家の人生と業績を知ることを通して、人は何のために生きていくのか、職業を通していかに自己実現を果たしていくのか、職業人として独自性・専門性を持った生き方は、どのような考え方から生まれていくのかを考える。 |
授業の到達目標 |
1 一時代を画した人とその業績を理解する。 2 その業績に、その人の人生経験がどのように反映されているか、理解する。 3 人の一生についての時間的な展望を持つ。 4 職業人としての独自性・専門性を持つことの重要性に気づく。 5 自分は誰のために、何のために生きていくかを、他の人間の人生を知ることを通して考える。 |
授業時間外の学習に関する事項 | |
教科書 | 特に指定しません。 |
参考文献・その他資料 | 必要に応じ各教員が指示します。 |
成績評価方法 |
1. 担当教員からレポートないし小テストが課される予定です。回数や方法など詳細は担当教員から説明があります。 2. レポートないし小テストで評価します。担当教員一人が25点、4人で100点満点です。 3.【再受験の取扱:あり、出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から |
青年期の特権は、精神的・肉体的に若いということだけではなく、悩んだり迷ったりする時間が十分にあるということです。もっとも、現代は昔と比べ、少子化により子どもに対する親や社会の期待が肥大化し、さらには新型コロナや不景気が進路決定への圧力を高めているので、悩んだり迷ったりする余裕などない、という人もいるでしょう。しかし、若い今の時期こそ、大いに悩み、迷ってください。そして、焦らずゆっくりと自分の進路を決めてください。この授業で取りあげる研究者や実践家はみな、さまざまな挫折、苦労に直面し、悩み迷いながらも、大きな成果を残した人たちです。彼ら/彼女らの生き様から、そのヒントを感じ取ってもらえれば幸いです。 なお、授業は原則として授業計画に沿って進めますが、日程や内容等、多少変更することもあります。また新型コロナの感染状況によっては、授業の進め方を変更する場合もあります。 連絡先:才津芳昭 研究室17 saitsu@ipu.ac.jp |
受講条件 | この授業は、様々な学問の領域で、「時代を創った」と今日評価できる人たちを取り上げます。したがって、基本的には過去を振り返る内容が中心となります。現代の著名な研究者や実践家は取り上げません。現代においてたまたま著名であっても、将来もその評価が続くとは限りませんので。この点はよく注意して下さい。 |
実務経験を有する担当教員 |
井出政行 精神科医の視点から精神分析学の祖であるフロイトについて、その功績と人生についてその授業を行う。 桜井直美 ICD(Infection control doctor)としての実務経験を活かし、感染予防に重要な手指衛生の歴史について授業を行う。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | オリエンテーション―授業の進め方、評価方法などの説明 社会学のパイオニアたち 1)オーギュスト・コント 【革命の時代、人生の挫折、動機≠問題意識】 |
1〜5 | 才津 | 講義 |
2 | 2 | 社会学のパイオニアたち 2)ハーバート・スペンサー 3)エミール・デュルケム 【社会進化論、社会有機体論、コンセンサス派、コンフリクト派】 |
1〜5 | 才津 | 講義 |
3 | 2 | 社会学のパイオニアたち 4)ゲオルグ・ジンメル 5)マックス・ウェーバー 【社会実在論、社旗名目論、方法論的全体主義、方法論的個人主義】 |
1〜5 | 才津 | 講義 |
4 | 2 | バイオエシックスの誕生 農薬のDDTなどの人工化学物質の危険性を訴えたレイチェル・カーソン。QOLという概念を考えたジェゼフ・フレッチャー。インフォームドコンセントが医療過誤訴訟で成立してきた経緯。バイオエシックスという言葉が生み出され、育ってきた過程を先人の業績から学ぶ。【生命倫理、環境倫理、患者の権利】 |
1〜5 | 海山 | 講義 |
5 | 2 | 精神分析学の父といわれるフロイト。その理論は医学だけでなく教育、芸術など広く影響を及ぼしている。フロイトについてその時代背景や業績をふり返りながら、人間としてまた精神科医としてのフロイトについて理解を深める。 【精神分析学、ヒステリー研究、無意識、自由連想法】 |
1〜5 | 井出 | 講義 |
6 | 2 | 宗教学の学問としての展開を、宗教学者ミルチア・エリアーデの宗教論・象徴論を軸に紹介する。ホモ・レリギオンス(宗教的人間)としての私たちに問いかけてくるはずのものがあるはず。 【神学からの独立、シンボリズム、宗教的人間】 |
1〜5 | 海山 | 講義 |
7 | 2 | 院内感染対策と消毒 微生物の存在がまだ明らかでなかった時代に、院内感染の予防と消毒の概念普及に尽力した、イグナーツ・ゼンメルワイスの功績と疫学、感染症の基礎について学習する。 【産褥熱、院内感染、消毒、疫学、感染症、公衆衛生】 |
1〜5 | 桜井 | 講義 |
8 | 2 | 総括 【社会実在論、社会名目論、方法論的全体主義、方法論的個人主義】 |
1〜5 | 才津 | 講義 |