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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月12日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22151071 |
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授業科目名 /Course Name |
憲法 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
1年 | 科目区分 /Course Group |
基礎科目 |
対象学生 /Target |
看護学科 , 理学療法学科 , 作業療法学科 , 放射線技術科学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
間宮 瑠美 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
不可 |
担当教員 /Instructor |
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開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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後期 | 月曜日 | 2 |
授業の概要 | 数ある法規範の中でも「最高位の法」と位置づけられている憲法は、国家の政治のあり方を定める最も根本的な法と考えられています。この授業では、憲法の保障する基本的人権の意味内容と統治機構の役割を具体的な裁判事例を交えながら検討していきます。 |
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授業のキーワード | 下記授業計画の【 】を参照 |
授業の目的 | 日本国憲法の学習をベースとし、客観的で公正な法的思考を会得することを目的とします。 |
授業の到達目標 |
1.日本国憲法がどのように私たち国民の利益(権利)を守り、国や社会のシステムを構築しようとしているのかについて、合理的な意見を創造できること。 2.一方的な報道や感情に惑わされずに、現実に即した憲法および個人のあるべき姿について、自分なりに考え、他人に説明できること。 3.私たちの身の回りで生じた具体的な出来事や国際情勢に潜む問題を憲法の観点からとらえ、法的思考にしたがい自分なりに解釈および説明ができること。 4.国家を規制する法としての役割から、現代社会を動かす国家のしくみと意義を理解し、社会に参加できる力を身につけること。 |
授業時間外の学習に関する事項 | |
教科書 |
教科書指定は以下の書籍です 曽我部真裕・横山真紀〔編〕『スタディ 憲法 第2版』 法律文化社 2023年 |
参考文献・その他資料 |
基本書 君塚正臣(編者)『高校から大学への憲法[第2版]』法律文化社2017年 ※高校までの知識と関連させながら憲法を学べるため、取り掛かりやすい基本書 初宿正典、 高橋正俊、 米沢広一、 棟居快行『いちばんやさしい憲法入門〔第6版〕』有斐閣 2020年 ※憲法全体を扱う専門書の中でも最も読み易い(理解しやすい)基本書 西原博史、斎藤一久(編著)『教職課程のための憲法入門』弘文堂 2016年 ※表題通り教職課程で憲法を必要とする学生のための基本書で、教育関連の話題が多い 副読本 水島朝穂 『18歳からはじめる憲法[第2版]』 法律文化社 2018年 『憲法判例百選Ⅰ[第6版]』 有斐閣 2013年 『憲法判例百選Ⅱ[第6版]』 有斐閣 2013年 |
成績評価方法 |
主たる評価は学期末に実施する定期試験(客観式問題)にて行う予定です。なお、場合によっては各講義内で小テストやレポートの実施やリアクションペーパーの提出を求めることもあります。その場合の小テストやレポートなどの提出は任意で、評価は最終評価(成績)への加点要素として扱います。 なお、出席での成績加点は行いませんが、全体の2/3以上(70%以上)の出席を満たさなければ成績評価対象とはなりません(不可となります)ので注意してください。 再受験申請は可です。 |
担当教員から |
本講義は内容自体も非常に専門的で、講義速度も速くなると思われます。また、普段なじみのない専門用語も多く出てきますので、しっかり復習・確認することが望まれます。 各講義冒頭に講義資料等を配布します。資料等は原則として講義終了以降再配布しませんので、注意してください。 |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | ガイダンス「憲法総論」【公法、私法、法的思考】 | 1・3・4 | 間宮 | 講義 |
2 | 2 | 「日本国憲法」と「平和主義」【実質的意味の憲法、形式的意味の憲法、権力分立、憲法の法源、近代憲法、平和的生存権、戦争放棄、自衛権】 | 1~4 | 間宮 | 講義 |
3 | 2 | 「国民主権」と「天皇制」【国民主権、象徴天皇制、】 | 1~4 | 間宮 | 講義 |
4 | 2 | 「人権総論」【人権の分類、人権の享有主体、外国人の人権、未成年者の人権】 | 1~3 | 間宮 | 講義 |
5 | 2 | 「幸福追求権」【幸福追求権、人格的利益説、新しい人権、プライバシーの権利、自己決定権】 | 1~3 | 間宮 | 講義 |
6 | 2 | 「平等権」【平等の意味、平等問題の審査方法】 | 1~4 | 間宮 | 講義 |
7 | 2 | 「自由権」1 内面的精神の自由―「思想・良心の自由」【思想・良心の自由、信教の自由、学問の自由、大学の自治】 | 1~3 | 間宮 | 講義 |
8 | 2 | 「自由権」2 外面的精神の自由―「表現・学問の自由」【集会・結社の自由、表現の自由、知る権利、検閲】 | 1~3 | 間宮 | 講義 |
9 | 2 | 「自由権」3 経済活動の自由【職業選択の自由、財産権、正当な補償、規制目的二分論】 | 1~3 | 間宮 | 講義 |
10 | 2 | 「自由権」4 身体の自由【適正手続、被疑者・被告人の権利、死刑制度】 | 1~3 | 間宮 | 講義 |
11 | 2 | 「社会権」と「参政権」【生存権、教育をうける権利、勤労の権利、選挙権、参政権】 | 1~3 | 間宮 | 講義 |
12 | 2 | 統治機構1 立法権―国会と地方自治【立法権、国会中心立法の原則、二院制、選挙制、国会】 | 1・4 | 間宮 | 講義 |
13 | 2 | 統治機構2 行政権―内閣【行政権、議院内閣制、衆議院の解散、内閣総理大臣】 | 1・4 | 間宮 | 講義 |
14 | 2 | 統治機構3 司法権―裁判所【司法権、法律上の訴訟、裁判員制度、最高裁判所、下級裁判所、違憲審査権、三審制】 | 1・4 | 間宮 | 講義 |
15 | 2 | 総括 14回までに学んできたことの体系化 | 1~4 | 間宮 | 講義 |