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授業情報/Class Information

2025/02/19 現在

詳細情報へ    授業計画へ << 最終更新日: 2025年2月6日  >>

基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
【R4カリキュラム】 授業コード
/Course Code
22151006
授業科目名
/Course Name
化学 時間数
/Time
30時間
単位数
/Credits
2 必修・選択
/Subject Choice Type
必修
履修年次
/Year
1年 科目区分
/Course Group
基礎科目
対象学生
/Target
看護学科 , 理学療法学科 , 作業療法学科 , 放射線技術科学科
科目責任者
/Responsible Person
相良 順一 他専攻学生の履修
/Other Major Students
担当教員
/Instructor
開講学期および日時について
の備考
/Notes
化学(グループB)
看護学科:必修
理学療法・作業療法・放射線技術科学科:選択

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
前期 火曜日 5

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詳細情報/Detailed Information

授業の概要  自然科学は現代人にとって共通の基盤のひとつである。正しい化学知識は、本学での専門科目の履修や将来の医療活動に必要なことはもちろん、日常生活にも必須なものとなっている。本授業では、自然科学の一分野として、化学の基本的な方法と考え方を学ぶことを目標とする。
授業のキーワード 授業計画欄の【 】を参照
授業の目的  原子の性質、化学結合、分子構造など化学の基本概念を学習する。元素の周期表、原子軌道、イオンと分子の性質、酸塩基反応等の基礎概念を学習する。有機化合物の構造、命名法および基本的な性質を学ぶ。
授業の到達目標 1  物質の分類を説明できる。
2  原子の構造を説明できる。
3  典型元素の周期表中における位置と電子配置との関連を述べられる。
4  電子軌道の形を示せる。
5  元素の性質を電子構造と周期表に関連づけて説明できる。
6  化学結合の種類と性質を述べられる。
7  典型元素とそれらの化合物の点電子式が描ける。
8  分子型化合物の構造を電子構造と関連づけて説明できる。
9  活性酸素種の性質を説明できる。
10 活性酸素種の生体への作用を説明できる。
11 化学の量的計算を単位を考慮に入れて行える。
12 反応速度の定義を説明できる。
13 化学平衡について説明できる。
14 触媒について説明できる。
15 各種酸・塩基のイオン化反応式を示し、溶液のpHが計算できる。
16 緩衝作用を説明し、緩衝液のpHが計算できる。
17 酸化還元反応式を示し、酸化・還元された物質を説明できる。
18 生物が酸化還元反応を用いてエネルギーを獲得するしくみを説明できる。
19 基本的な炭化水素を分類し、構造、系統名、主な性質と反応を述べられる。
20 基本的な炭化水素誘導体を列挙し、構造、系統名、主な性質と反応を述べられる。
21 代表的な生体物質の構造を説明できる。
授業時間外の学習に関する事項 教科書、参考書参照
教科書 芝原寛泰、斉藤正治「大学への橋渡し・一般化学」化学同人
宮本真敏、斉藤正治「大学への橋渡し・有機化学」化学同人
参考文献・その他資料 左巻健男、寺田光宏、山田洋一 図解・化学 「超」入門 サイエンス・アイ新書(SB Creative)
坪村宏、雨宮孝志、堀川理介 「検定外・高校化学」 化学同人
成績評価方法 筆記試験を主とし、レポート評価と合わせて評価する。学生証のバーコードをスキャンすることで出欠を確認するので、学生証を忘れないこと。
 【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】
担当教員から  授業の内容はできるだけ基礎的なものにしたいと思いますが、この講義は単なる高校化学の復習ではありません。量子力学から派生した物理化学の内容を含みますのでやや難解な部分があります。しかし、高校時代に丸暗記させられたうえに、疑問だらけだった高校化学の裏の理由が明らかになります。また、やや複雑ではありますが、生体有機物の化学反応の結果としての生命活動についても紹介したいと思います。特に有機化学は後期に開講される「人体の代謝と薬理」の基本になりますので、高校で有機化学の履修が十分になされなかった学生は履修するようにしてください。また、「化学」で扱う内容の一部は、後期開講科目の「人体の代謝と薬理」でも必要になります。しかし、時間割の関係上「人体の代謝と薬理」の講義内での説明は簡略にならざるをえませんので、「人体の代謝と薬理」を受講する学生は「化学」を履修していることが望ましいです。週2回の授業は同じ内容ですので、基礎生物学、生命科学の履修状況により、どちらか一方を選択してください。授業で分からないことがあったら、遠慮なく担当教員に聞いてください。
受講条件 看護学科:必修科目
作業療法学科、理学療法学科、放射線技術科学科:選択科目
実務経験を有する担当教員

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授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1 2 原子の構造 【原子、分子、イオン、陽子、中性子、質量数、周期表】 1・2 相良 講義
2〜3 4 原子の電子配置 【電子軌道、電子雲、価電子、点電子式、遷移金属】 3〜5 相良 講義
4〜5 4 化学結合 【共有結合、水素結合、ファンデルワールス結合、イオン結合、金属結合】 6〜8 相良 講義
6 2 活性酸素の化学 【三重項酸素、一重項酸素、スーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシラジカル、過酸化脂質】 9・10 相良 講義
7〜8 4 化学反応と量的関係 【原子量、モル数、分子量、モル濃度、アボガドロの法則、化学反応式】 11 相良 講義
9 2 反応速度 【反応速度式、化学平衡、ルシャトリエの原理、活性化エネルギー、アレニウスの式、触媒 12〜14 相良 講義
10 2 酸と塩基 【電離、電離平衡、電離定数、pH、中和反応、緩衝液】 15・16 相良 講義
11 2 酸化と還元 【酸化還元反応、酸化数、酸化剤、還元剤】 生命を支える酸化還元反応 【解糖系、クエン酸回路、電子伝達系】 17・18 相良 講義
12〜14 6 有機化学 【炭化水素、異性体、芳香族炭化水素、アルコール、フェノール、エーテル、アルデヒド、ケトン、カルボン酸、エステル、ニトロ化合物、アミン、アミド】 19・20 相良 講義
15 2 生体物質の化学 【糖質、脂質、アミノ酸、タンパク質、核酸】 21 相良 講義