IPUHS運動

茨城県立医療大学は阿見町と連携し、地域の高齢者の保健事業と介護予防に取り組んでいます。これは、体力づくりや仲間づくりを通して、住み慣れた場所でこれからも自分らしく暮らしていくことを支援するものです。

現在、本学は町内各所で町連携事業「フレイル予防講座」を開催しています。その中で紹介しているのが、「IPUHS運動」「いつでも(I)、ぱっと(P)、家の中で(U)、一人で(H)、スッキリ(S)」できる運動)です。外出の機会が多いほど健康維持や回復に効果があると言われていますが、この運動を行うことで、家の中でも効果的に体を動かすことができ、フレイルや要介護のリスク予防にもつながります。

「フレイル」は「健康」と「要介護状態」の中間の状態で、放っておくと時間の経過とともに、あるいはちょっとしたきっかけがあると急に、要介護に陥ってしまう状態です。「フレイル」は栄養状態の改善や、生活に運動を上手に取り入れることによって、健康に戻ることも可能な状態と言われています。

パンフレット及び動画につきましては、下にもリンクしてありますので,お住まいの地域に関わりなく広くご活用いただければと思います。

コロナに負けるな!茨城県立医療大学 IPUHS運動

IPUHS運動 パンフレット(PDF)

 

IPUHS運動(ショートバージョン)10分 https://youtu.be/64DaNcZ1izU

 

IPUHS運動(ロングバージョン)23分  https://youtu.be/BKowV2en3hU

※IPUHS運動に関するパンフレットおよび動画は,新型コロナウィルス感染症対策・支援のため公開するものですので,商用等でのご利用はお控え下さい。

『IPUHS運動』について

この運動は、2020年(令和2年)4月、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言下、外出自粛の要請が出されたことによって外出機会が減った高齢者の方々のために、学生が本学の理学療法学科と作業療法学科の教員協力のもと考案し作成したものです。

学生たちが所属する研究室では、地域高齢者の介護予防に取り組んでいます。その経験を活かし、本学と阿見町の連携事業として開催している介護予防教室「転倒・認知症予防教室」で取り入れている運動を自宅で簡単にできるように動作を示したパンフレットと動画の作成を企画しました。

完成したパンフレットは、阿見町のご協力により、町内で世帯回覧していただきました。また、この取り組みは、本学の令和2年度学長表彰を受賞いたしました。

【参考】令和2年度学長表彰を行いました