作業療法学科

『作業=人が生活でしたいこと』を治療・介入に用い、
また出来るように支援する知識と技術が、人の健康と生活の質を高める

保険医療学部 作業療法学科 近年の脳科学の発展と共に,『作業=人が日常生活でしていること・したいこと』を用いた治療・介入の効果が改めて見直されています。一般的には,体の動きの回復や発達には,体操や機械を用いた繰り返しの動作練習が効果的なイメージがあるようですが,『作業』を用いた練習のほうが,効果が高い場合は多いのです。さらに,身体だけでなく日常で適切に『作業』を行うことが人の健康的な心の発達や回復,維持に役立つことも分かっています。本学科では,病気や怪我で体や心に何らかの障害や問題を抱えている人から健康な人・集団に対して,「作業」を通して人々の持つ問題を解決し,予防を行える質の高い作業療法士教育に尽力しています。

学科長挨拶

作業療法学科長 齋藤 さわ子

人の「したいこと(作業)」に
焦点をあて,それが実現できるように
する人材となるために。

作業療法学科長齋藤 さわ子

 様々な治療法・介入法がありますが,それらは各々特有性があるからこそ,存在意義があります。作業療法では,人のしたいこと(つまり作業)に焦点をあて,作業を手段として用い,その特有の成果として,できなかった作業ができる,作業がより上手くできる,生活の満足感が得られる作業と人が結びつくことを追及します。
 病気になったり怪我をすると,これまでしていた多くの作業をすることをあきらめ,作業を再開するのは,「病気や怪我が治ってから」と多くの人が考えてしまいます。この考えと作業療法の考えは逆と言えます。「手足が動くようになってから,したいことをする」のではなく,「したいことをすることを通して,手足を動くようにする」のです。実際に,したいことをしながら,手足が動くように練習した方が,早く手足が動くようになったり,したいことができるようになることは多いのです。心や頭の働きについても同様で,「自分がしたいことや,してもいいと思う何かをしながら,心や頭の働きを回復・発達させていく」のです。子供から大人まで,どんな人でも何もしなければ,何の知識も得られなければ,何も上手くできるようになりません。何もしなければ,今自分がもっている頭や身体の能力を維持することすらできません。人はもともと何か(作業)をすることで,成長し,生活を組み立て生きる存在なのです。こうした人の特質を基盤として,病気や障害に焦点をあてるのではなく,人のしたいこと(作業)に焦点をあてて,治療・介入を行い,作業を通して人の健康と生活を支える,医療系ではユニークな学問である作業療法学を学び,それを活かす作業療法士への道を目指してみませんか?

教員紹介

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