医科学センター

最先端の医科学研究と高度な医療専門教育

  現代の高度な保健医療の各分野では,最新の医学・医療学知識と,それらに基づく分析・判断・実践の複合的能力が求められます。知識や情報の収集にはAI(artificial intelligence)を利用できますが,総合的判断や実践能力には専門職者としての実力が必要なのです。
 医科学センター教員の専門分野には,解剖学,生理学,病理学,公衆衛生学,さらには臨床医学の内科学,小児科学,整形外科学,神経・精神科学や麻酔学などが含まれます。これらは各学科名が表す専門領域全ての土台となる学問領域です。
 大学の最も重要な使命は教育であり,その教育の内容は,研究者でもある大学教員が行っている学問領域の,最先端の研究成果でもあるのです。大学内の研究施設と付属病院を両輪とする研究の成果を存分に活用した教育を提供するとともに,必須学習項目に基づいた医科学コアカリキュラムを作成し,教育内容の充実に努めています。

センター長挨拶

チーム医療の世界共通言語 それが医科学

医科学センター長 馬場 健

 

本質を追求する医療人をめざして

 物事の本質を見抜くためには、情報を鵜吞みにせず、自らの知識と経験をもとに思考することが重要です。今日、私たちは新しいメディアを介して数多くの情報を瞬時に手に入れることができるようになりました。とても便利なことですが、大量の情報にさらされ、自ら思考しなくなってはいないでしょうか。医学・医療分野においても例外ではなく、有象無象なものを含めてさまざまな情報があふれています。

 医科学センターでは、専門基礎科目を中心に基礎医学から臨床医学まで幅広い分野の講義や実習を通じて、皆さんに医科学における教養を深めていただきます。この医科学の知識や経験は、自らの力で思考して本質を追求する礎となるでしょう。

 そして、本質を追求する力が身につけば、すぐに未知の壁にぶつかり、自らの力でその壁を乗り越えたくなるでしょう。大学院博士課程では、最先端の医科学に対応できる研究組織と設備を備えて、そのような皆さんの挑戦をお待ちしています。

教員紹介

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