授業科目名:【H21カリキュラム】社会の病理(2019)担当教員:周藤真也 

開講学期および日時:
  前期後半  月曜日   2時限
2年次[選択]  1単位  15時間

(授業概要)
 社会学の知見を利用して、社会の病理について検討する。社会を捉えることを目的とする社会学のまなざしは、本質的に社会の病理と結びついて成立した。しかし、何を社会の病理と捉えるかは、まさに人びとの価値観と関わっているために、多様化の進んだ現代社会においては、困難さを増してきている。本授業では、現代社会において「社会病理」とされている諸現象に触れつつ、混沌とした現代社会において、正確かつ的確に社会の病理を捉える術を身につける。

(教育目標)
社会学の知見を利用して、現代社会の病理を的確に理解できるようになることを目標とする。

(行動目標)
1 社会を捉える社会学のまなざしが、社会の病理と密接に結びついて成立したことを学ぶ。
2 社会の病理を捉えることの困難さを、犯罪の社会的機能の議論や、社会問題の構築主義的研究をもとに学ぶ。
3 現代社会の病理として個人化の進展とともに生じてきている事態について理解する。
4 現代社会で起きているといわれる現象をもとに、どこに社会の病理が潜んでいるのかを理解する。

(授業計画)
時間授業内容行動目標担当教員教授・
学習法
12社会の病理と社会学のまなざし 【社会問題、社会病理、社会学】 1 周藤 講義
22社会の病理/社会の生理①:犯罪の社会的機能 【犯罪、潜在的機能、意図せざる結果】2周藤 講義
32社会の病理/社会の生理②:社会問題の作られ方 【構築主義、ニート、若者】 2 周藤講義
42現代社会の病理①:個性志向と生きづらさ 【再帰性、個性志向、自己物語】 3 周藤講義
52現代社会の病理②:純粋な関係性の陥穽 【親密性、純粋な関係性、共依存】 3周藤講義
62現代社会の行方① 【パノプティコン、情報化社会、リスク】 4周藤講義
72現代社会の行方② 【「格差社会」、ポストモダン、動物化】 4 周藤 講義
81論述試験(論述形式で行う)周藤 講義

総括的評価
終回に行なう論述試験で評価する。  【再受験の取扱:有, 出席時間数要件:2/3以上】

教科書:
特になし。必要に応じて資料等を配布する。

参考書:


その他資料:


担当教員から
社会学の知見を利用して、社会の病理現象を冷静かつ的確に理解するために必要な知識と態度を身につけ、現実の社会をクリティカルに捉えるまなざしを養ってください。きっと社会の病理についての常識を突き崩す知的興奮を味わうことができるでしょう。