授業科目名:【H21カリキュラム】バイオエシックス(2020)担当教員:海山宏之 

開講学期および日時:
  前期後半  金曜日   1時限
2年次[選択]  1単位  15時間

(授業概要)
 人間とは何か、生命とは何かという問題へのアプローチをバイオエシックスという方向から問う。具体的には、現実の生命倫理学的諸問題の事例を知り、思想的・科学的な背景を学ぶことによってそれぞれの問題を自分の問題として考える端緒にして欲しい。バイオエシックスは哲学的であると同時に科学的でもなければいけない「実践的な知」の領域にある新しい学問であり、特に医療分野に関わる人間にとっては必須の分野だと考えている。

(教育目標)
 現代日本社会におけるバイオエシカルな問題を総合的に把握する。それらが科学・死生観・宗教的背景と関わり、われわれ自身の問題であることを的確に認識できるようになれば十分に合格点である。

(行動目標)
1 バイオエシックスとは何かを理解する。
2 バイオエシックスの諸問題の背景の科学的思考を理解し、実際の法的問題との関わりを学ぶ。
3 バイオエシックスの諸問題が哲学・倫理学の諸概念と密接に関連していることを理解する。
4 医療の現場でバイオエシカルな問題がどのように捉えられ、どう医療行為に反映しているかを学ぶ。

(授業計画)
時間授業内容行動目標担当教員教授・
学習法
12人間とは何か・自分とは何か 【バイオエシックスの見取り図】1~4海山講義
22どこから人間か1  【人と人ならざるもの(AI)・人格概念】2,3海山講義
32どこから人間か2  【人工妊娠中絶・出生前診断】3,4海山講義
42どこまで人間か1  【脳死と臓器移植】2~4海山講義
52どこまで人間か2  【尊厳死(安楽死)と治療停止・QOLとSOL】2~4 海山講義
62死生観・人間観とバイオエシックス 【生命と実験】3海山講義
72医療と生命  【医療者と患者・インフォームドコンセント・責任概念】2,4 海山講義
82試験 1~4

総括的評価
授業中、主題に沿った簡単なレポートを課す。 最後の筆記試験とあわせて総合的に成績を評価する。  【再受験の取扱:有, 出席時間数要件:2/3以上】

教科書:
今井道夫・香川知晶編『バイオエシックス入門 第3版』(東信堂)

参考書:


その他資料:


担当教員から
 生命に関わる問題を自分の問題として捉えられるようになって欲しいです。これは入り口でしかありません。最低限の知識は獲得していただきたいですが、何より自ら考える力をつけられるよう授業を行いたいと思います。