授業科目名:【H14カリキュラム】脊髄損傷とリハビリテーション(7905, 8909)担当教員:◎水上昌文 池田恭敏 橘香織 

開講学期および日時:
  後期  火曜日   1時限
3・4年次[選択]  2単位  30時間

(授業概要)
頸髄・脊髄損傷による四肢麻痺および対麻痺者の,受傷から社会復帰に至るまでのリハビリテーションの過程において,理学療法士のみならず他職種も含めた介入技術・知識について包括的に学習する。

(教育目標)
頸髄・脊髄損傷者のリハビリテーションのについて,医学的管理のみならず,社会的,心理的側面についても理解する。更に,社会復帰後の生活におけるQOL向上に関る活動についての理解を深める。

(行動目標)
1 脊髄損傷高位のリハビリテーションの流れを系統づける。
2 損傷高位の判定と神経学的回復,最終獲得機能について関係づける。
3 生体力学に基づいた座位保持メカニズムを推論する。
4 歩行機能再建方法について列挙できる。
5 脊髄損傷固有の合併症について推論しその管理方法を述べることが出来る。
6 脊髄損傷者の排泄管理に関する方法を述べることが出来る。
7 脊髄損傷者の障害受容までの心理過程を推論する。
8 脊髄損傷者に対する作業療法的アプローチを列挙することが出来る。
9 脊髄損傷者の身体活動特性にあった体力向上に関する指導方法を述べることが出来る。
10 脊髄損傷に対する神経再生医療の現状について推論する。
11 超高位頸髄損傷者に対する特有の理学療法アプローチについて述べることが出来る。
12 脊髄損傷者の行う事の出来るスポーツ・レクレーションについて,種類,ルール,現状を調べる。
13 脊髄損傷者の妊娠・出産に関する可能性・方法について述べることが出来る。

(授業計画)
時間授業内容行動目標担当教員教授・
学習法
12脊髄損傷のリハビリテーションの流れ,疫学 【脊髄損傷,リハビリテーション,疫学】1水上講義
22損傷高位の判定と神経学的回復・ゴールの予測 【脊髄損傷,レベル,ゴール,予後予測】2水上講義
32座位及び起居移動動作のメカニズム 【脊髄損傷,座位,生体力学,寝返り,起き上がり,プッシュアップ】3水上講義
42歩行機能再建の現状 【脊髄損傷,装具,機能的電気刺激,歩行機能再建】,4水上講義
52合併症と管理 【脊髄損傷,褥瘡,自律神経障害】5水上講義
62脊髄損傷者の排泄管理・性機能 【脊髄損傷,排泄,性機能,管理】6水上講義
72脊髄損傷者の心理と障害の受容 【脊髄損傷,障害受容,心理】7水上講義
82脊髄損傷者の作業療法 【脊髄損傷,作業療法,ADL】8池田講義
92脊髄損傷者の体力 【脊髄損傷,内臓脂肪,肥満,生活習慣病】9池田講義
102脊髄損傷の神経再生医療とリハビリテーション 【脊髄再生,トレッドミルトレーニング】10水上講義
112超高位頸髄損傷者に対するアプローチ 【超高位頸髄損傷,人工呼吸器,電動車いす,管理】11水上講義
12~134脊髄損傷とスポーツ 【脊髄損傷,スポーツ,パラリンピック,クラス分け】12講義
142脊髄損傷者の妊娠・出産 【脊髄損傷,妊娠,性機能障害,分娩,管理】13水上講義
152試験

総括的評価
授業中の小テスト・筆記試験・出席・レポートを総合的に判断して決定する。  【再受験の取扱:有, 出席時間数要件:2/3以上】

教科書:
初山泰弘編 「脊髄損傷 ~包括的リハビリテーション~」医歯薬出版

参考書:


その他資料:


担当教員から
脊髄損傷による障害は不可逆的なものであり,従って理学療法を中心としたリハビリテーション介入が重要となります。本講義は脊髄損傷者の社会復帰までのアプローチを包括的・多面的に捉えたものです。 なお,看護学科で履修を希望する方は,科目責任者の水上にご相談ください。この授業の内容は必要に応じて変更することがあります。 この科目は2010年度が最後の開講となります。2011年度は開講しませんのでご注意ください。