| 授業科目名:【H21カリキュラム】エンカウンター演習(2017) | 担当教員:◎落合幸子 小沼京子 |
| 開講学期および日時: 前期 水曜日 5時限 | 2年次[選択] 1単位 30時間 |
| 現代社会は人間関係が希薄であり、人間関係の持ち方の学習が不足することにより、社会生活に不適応を生じることも多い。エンカウンターは人と人との出会いの体験をもとに、心と心の触れ合を深めていく方法である。この授業では構成的グループ・エンカウンター(SGE)を体験することにより学生相互のこころの交流を促し、自らについての気づきを深めると共に、新しい人間関係の構築を促す。さらに、面接の初期構造化の技法を身につけ、傾聴の意義と技法を体験的に学習する。 |
| 構成的グループ・エンカウンターによるグループ体験をもとに、自己理解、他者理解、自己受容、自己主張、信頼体験、感受性の6つの機能を高めると共にグループ・アプローチについての理解を深める。また自分が実際に体験することを通して、構成的グループ・エンカウンターの技法を学ぶと共に自ら応用できる能力を養い、医療場面における実践力を獲得する。また面接の初期構造化の技法を身につけ、傾聴の意義と技法を体験的に学習することによって、様々な面接場面での実践力を高める。 |
| 1 自己を開示すると共に、他者の言葉に耳を傾け、理解する。 2 人生観・価値観を理解しあう。 3 人は何から印象を形成するのかを理解する。 4 非言語的なメッセージの種類と効果を知る。 5 自分の考えを主張し、受容や拒否がどのような影響を及ぼすかを理解する。 6 他者との会話をスムーズにする方法を身につける。 7 相手の心に沿った話し方を学ぶ。 8 言葉の背後にある意図・心情を理解する。 9 自らの認知のパターンの傾向・歪みについて理解する。 10 クライエントが安心して面接に参加できるように、面接に関する約束事を説明する 11 自己一致、受容、共感という基本的態度について理解する自分の人生を振り返り、受け取ってきたものを認識する。 12 うなずき、あいづち、繰り返しなどの技法を身につける 13 事柄への応答と感情への応答のちがいを理解する信頼の意味を身体感覚を通して学ぶ。 14 クライエントの話の中の事柄と感情の結びつきを理解し、応答する 15 要約、明確化などの技法を総合的に実践し、応答に生かせる。 |
| 回 | 時間 | 授業内容 | 行動目標 | 担当教員 | 教授・ 学習法 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | (1)グループ・アプローチについて (2)他者理解;スゴロク・トーキング 【グループエンカウンター、構成的グループエンカウンター、他者理解、エゴグラム】 | 1,2,6 | 落合 | 演習 |
| 2 | 2 | (1)傾聴の意義と技法・その基本的態度とかかわり技法 【受容、共感的理解、自己一致、かかわり技法】 | 11 | 小沼 | 演習 |
| 3 | 2 | (1)面接の技法;面接の初期構造化、場面構成面接の技法 【場面構成、ラポール、治療同盟、柔構造化】 | 10 | 小沼 | 演習 |
| 4 | 2 | (1)エンカウンターとは何か (2)感受性訓練;目隠し探検、図形伝達 【感受性訓練、伝達、教師役割、生徒役割、聞き方訓練】 | 8,9 | 落合 | 演習 |
| 5 | 2 | 1)傾聴演習;要約、明確化、質問、自己開示など 【要約、明確化、質問、技法の統合】 | 3,7 | 小沼 | 演習 |
| 6 | 2 | (1)傾聴演習;単純受容(うなずき、あいづち、繰り返し)を中心 に【単純受容、うなずき、あいづち、繰り返し】 | 1,7,9 | 小沼 | 演習 |
| 7 | 2 | (1)自己受容; ①リフレーミング ②ほめほめシャワー・まとめ | 7 | 落合 | 演習 |
| 8 | 2 | (1)シェアリングとは何か (2)自己主張;若い水夫と女性 ①価値観の多様性 ②自己主張の仕方 【自己主張訓練、自己主張、決定、こだわり】 | 1,2 | 落合 | 演習 |
| 9 | 2 | (1)傾聴演習;意味への応答 【認知と感情の結びつき、体験過程、実感と自己理解、意味へ の応答】 | 13 | 小沼 | 演習 |
| 10 | 2 | (1)傾聴演習;事柄への応答、感情への応答 【クライエントの内的準拠枠、内容の再陳述、感情の明確化、 今ここでの感情】 | 12 | 小沼 | 演習 |
| 11 | 2 | (1)自己主張;危険なメッセージ ①祝福のメッセージ、呪いのメッセージ ②ダブルバインド、責任転嫁のメッセージ | 7,8 | 落合 | 演習 |
| 12 | 2 | (1)自己理解;連想ゲーム【自己像、イメージ、制限連想】 | 3 | 落合 | 演習 |
| 13 | 2 | (1)SGEとグループワークトレーニング (2)感受性訓練;人間コピー機、新聞紙でタワーを作ろう 【伝達、グループワーク】 | 14 | 落合 | 演習 |
| 14 | 2 | (1)人生ライン 【】 | 15 | 小沼 | 演習 |
| 15 | 2 | レポート提出 |
| 毎時間の振り返りの感想文の提出 演習への出席率 中間と最後のレポート テスト 【再受験の取扱:無, 出席時間要件:4/5以上】 |
| エンカウンターでは、自己の内面を出すという演習の性質上、多くの人数では出来ません。受講者が50名をこえる場合、人数を制限します。制限の方法は一回目の受講者数を見てから抽選とします。一時間目に授業内容についての説明を聞いて参加するかどうかを決定してください。現在、多くの悩みを抱えている最中という人、自分探しの最中という人は辛くなることがありますので、受講を見合わせてください。今比較的元気という人には、実際にエクササイズを経験するこの授業は医療職になる者として参考になると思います。演習ですから4/5以上の出席が単位認定の条件となります。 |