医科学センター

最先端の医科学研究と
高度な医療専門教育

現代の高度な保健医療の各分野では、最新の医学・医療学知識と、それらに基づく分析・判断・実践の複合的能力が求められます。
知識や情報の収集にはAI(artificial intelligence)を利用できますが、総合的判断や実践能力には専門職者としての実力が必要なのです。
医科学センター教員の専門分野には、解剖学、生理学、病理学、公衆衛生学、さらには臨床医学の内科学、小児科学、整形外科学、神経・精神科学や麻酔学などが含まれます。
これらは各学科名が表す専門領域全ての土台となる学問領域です。
大学の最も重要な使命は教育であり、その教育の内容は、研究者でもある大学教員が行っている学問領域の、最先端の研究成果でもあるのです。
大学内の研究施設と付属病院を両輪とする研究の成果を存分に活用した教育を提供するとともに、必須学習項目に基づいた医科学コアカリキュラムを作成し、教育内容の充実に努めています。

News新着情報

TOPICSトピックス

Featuresセンターの特徴

人体の機能実習
Features01
人体の機能実習
正常なヒトの生理機能(神経や筋肉の働き、呼吸の仕組み、心臓の機能など)を実験実習により学んでいきます。
座学だけで完全に理解するのは難しい生理学の知識も、学生が自らが手を動かして実験したりデータを解析することで、より主体的に学ぶことができます。
人体の構造実習
Features02
人体の構造実習
正常な人体構造を理解するため、人体の標本や各臓器のプラスティック模型などを観察し、手書きでスケッチを行います。
座学では、理解しづらい3次元の構造を実物やモデルを使って主体的に学び理解を深めることができます。
病原微生物と免疫
Features03
病原微生物と免疫
感染症の原因となる微生物の特徴や病原性を学修し、感染症の病態や感染症対策、感染予防について理解を深めていきます。
安全な医療を提供するためにも、見えないものに常に気を配り行動できるよう、見えないものに常に気を配り行動できるよう、講義だけでなく実習により実践能力を身に付けられる科目となっています。

Greetingセンター長挨拶

チーム医療の世界共通言語
それが医科学

本質を追求する医療人をめざして

物事の本質を見抜くためには、情報を鵜吞みにせず、自らの知識と経験をもとに思考することが重要です。今日、私たちは新しいメディアを介して数多くの情報を瞬時に手に入れることができるようになりました。とても便利なことですが、大量の情報にさらされ、自ら思考しなくなってはいないでしょうか。医学・医療分野においても例外ではなく、有象無象なものを含めてさまざまな情報があふれています。
そのためには、専門知識だけではなく、幅広い教養を身に付けることが必要です。

医科学センターでは、専門基礎科目を中心に基礎医学から臨床医学まで幅広い分野の講義や実習を通じて、皆さんに医科学における教養を深めていただきます。この医科学の知識や経験は、自らの力で思考して本質を追求する礎となるでしょう。

そして、本質を追求する力が身につけば、すぐに未知の壁にぶつかり、自らの力でその壁を乗り越えたくなるでしょう。大学院博士課程では、最先端の医科学に対応できる研究組織と設備を備えて、そのような皆さんの挑戦をお待ちしています。

医科学センター長
馬場 健