修了生のメッセージ

 平成29年度修了生 茨城県立中央看護専門学校 北野智子 H29専任修了生(1).jpg

  学校という場において看護教育に携わることになり,「教育とは」と自分に問いかけながら,目指す教員像も見いだすことができなかった中,自分の気持ちの変化を感じるきっかけとなったのは,「実習指導者講習会(特定分野:助産)」に参加したことです。教育に携わる大学教員・養成所教員・臨地実習指導者とともに,「より効果的な学生指導のために」を目的として学びあうことは,参加者の看護観・助産観や指導観に触れ,そして自分自身を見つめなおす貴重な機会となりました。同時に,この場で一緒に学びあえることの喜びや掘り下げて探求していくことへの興味が湧いたことが受講のきっかけとなりました。

 講習では,看護教育に必要な知識・技術の習得をはじめ,教育課程の成り立ち・現行カリキュラムの特性を理論やグループワークを通して系統的に学び,多角的な視点で理解を深めることができました。また,教育担当教員・講師の先生方にサポートをいただきながら効果的に学習をすることができ,そこから,ひとりの学生を「看護師・助産師にする」ために必要となる,看護・助産を実践する能力と専門職者として研鑽し続ける能力の必要性,そして,教育に携わる人々の熱意を感じました。学び方を“学ぶ”こと,そして,生涯学習者として成長し続ける重要性を感じた1年となりました。

 講習会では,年齢・経験など様々な背景をもった受講生が集まります。その貴重な経験や培った看護観など,多くの刺激を受け,充実した毎日でした。受講生の結束力も強く,講習会が開催されて以来初の『クラスTシャツ』も作成しました。グループワーク・演習の発表等に皆で着用し,気持ちを一つにして臨んだことは,大切な思い出です。

 受講生の仲間に出逢え,共に学んだ1年間は,私の貴重な財産でもあり,またこれから教員として歩んでいく「糧」になると思います。苦楽を共にして学んだ仲間が頑張っていると思うと,それだけで心強く支えになります。

 みなさんもぜひ本講習を受講し,看護教育の魅力や面白さを探求してください。自分自身の新たな一面の発見や,迷ったり悩んだりすることへの解決の糸口がきっと見つかると思います。

 

 

 

平成29年度修了生 いわき市立総合磐城共立病院 緒方仁美

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 私は、新人看護師や後輩看護師との関わりを通し、相手に「伝える」「伝わる」とはどういうことなのかと疑問を持ち、看護教育に興味を抱きました。未来ある看護学生や新人看護師を支え、成長を共に喜び合える存在になりたいと思い、教員養成講習会に参加しました。

 本講習会は、主体が茨城県立医療大学であるため、大学の図書館や実習室などが利用でき、学習環境が充実しています。さらに、講習会担当教員との面接が、頻回に実施されます。相談できる担当教員の存在はとても心強く、見守られている実感がありました。講習会担当の事務職員も在籍し、講義の準備や事務手続きをスムーズに行うことができます。教育実習前には、前年度の修了生と教育実習や講習会についての交流会が開催されます。講習生が安心して講習会に臨めるよう、サポート体制が整っていました。

 講習会は、11カ月と長期に渡りますが、振り返るとあっと言う間に過ぎていきました。当初私は、自分に看護教員が務まるのか不安が強かったのですが、学習や仲間との交流により、徐々に不安が軽減し、前向きな気持ちに変化していきました。講義の中で、講師の先生方は、知識・技術や教育経験を多角的に教授してくださり、看護教育への学びを深め、広い視野を育むことが出来ました。教育実習や多重課題で苦労していると、仲間が助けてくれました。年齢や出身地も違いますが、同じ目標に向かい、互いに励まし合い団結力を強めていきました。素敵な仲間に出会い、講習会での学びは、私にとってかけがえのない財産となりました。

 修了生として、受講希望の皆さんの挑戦を応援しています。不安もあると思いますが、同じ志を持った仲間、講習会担当教員や事務職員、講師の先生方や教育実習校の先生方、多くの方が支えてくれます。平成29年度生は、茨城県内の様々な地域から受講していました。県外からの受講者は、大学が存在する阿見町周辺で生活しました。大学の周辺は、アパートが多く、ドラックストアやスーパーがあり、学習に集中できる住環境でした。茨城県内及び全国各地からの受講をお待ちしています。受講希望の皆さんが、本講習会を受講し、看護師・看護教員として前進し、有意義な時間を過ごせることを願っています。

 

        

平成28年度修了生 茨城県きぬ看護専門学校 倉持朱香

 

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 私は、看護学生時代の恩師に憧れを抱き、看護教員を志しました。

 講習会受講前は、母校で一年間補助教員として働き、授業や実習指導を経験しました。実際に働いてみると、教育の難しさを実感し落ち込むことが多く、このまま教員を続けられるか悩んだこともありました。しかし、上司から講習会をすすめられ、看護教育の基礎をしっかりと学びたいと思い、受講しました。

 講義では、優秀な講師の先生方から沢山の知的刺激を受け、改めて自分の看護観・教育観を見つめなおす機会を持つことが出来ました。

 三週間の教育実習では、講義や実習指導を体験しました。本授業ではとても緊張し、自己の課題が残りましたが、より良い授業にするために何度も修正し臨んだことは、教員としての自分の財産となりました。ご指導いただいた実習先の先生方には本当に感謝しています。

 講習会では、経験や年齢が異なる様々な人が集まります。最初は緊張しながらも、同じ目標を持つもの同士、話が合いすぐに打ち解けました。うれしい時もつらい時も共に過ごした1年間。ここで出会った仲間を大切に思っています。また、担任の先生や事務の方の支えがあって、修了証を手にすることが出来たと思っています。

 修講した今、仲間たちの活躍の場は違いますが、きっと看護学生と看護を語り、教育の喜びを感じていることでしょう。私も、未熟ながら忙しい毎日を送り、学生とともに成長するべく頑張っています。

 受講を迷っている方がいるなら、ぜひ受講してみてください。教育の悩みや迷いの答えが見つかるはずです。また、素晴らしい先生方から看護教育のおもしろさ、やりがいを聞くことが出来るのも魅力です。そして、なによりも、かけがえのない仲間と出会えますよ。

 

 

 

平成28年度修了生 栃木県立衛生福祉大学校 渡辺義隆

 

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 受講前、新人教育や臨床指導者など現任教育等の経験を通して、後輩看護師を育成する喜びを感じていました。そして、効果的な教育方法や看護教育に興味を抱き、培った経験を飛躍したいと考えたことが受講動機になります。職場からの後押しもあり、思い切って専任教員になるために1年間受講させて頂きました。当初、男1名の受講に不安でしたが結果的には多くの友人に恵まれ、外部講師からも「頑張れ」と温かな言葉をかけて頂き、安心して受講できた学習環境でした(皆勤賞も獲得できました)。

 講習は、看護教育だけではありません。学校教育全般に関した基礎知識を重点的に学び、学生心理や評価方法、教員自身が陥りやすい心理など、理論やグループワークを通して多角的に学べ、記憶に残る学びが多く、有用な学びを得ることができました。また、教育担当教員のサポートにより、心身面を両立させながら斬新で効果的な学びができることは本校の特徴と考えることができました。

 教育環境も恵まれており、図書室は22時まで開館、文献検索も容易であり、SPSSが共用パソコンに搭載されるなど研究を究めるための学習環境も十分整備されており、事務的な手続きや相談もとても丁寧でした。教育実習をまとめた成果集作成はリフレクションを容易にさせ、看護教員に必要な知識や技術、態度を総体的に振り返れました。それにより、安心して現在の看護教員生活をスタートすることができました。

 楽しい思い出が多く、振り返るたび本校を選定して良かったと思います。看護教員は、過密業務で調整力や折衝、多忙な毎日です。そのなかで、学んだ日々、同期の顔を思い出すたび一層の力が湧きます。この1年間の大切な思い出が私を支えてくれており、学んだことを元に看護の喜びを学生へ伝えることができています。看護の喜びを学生と感じることは、看護教員として幸せです。このような学習環境、思い出を作ってくれた本校、先生方々、事務担当、最高の同期に私は感謝し、看護教員として夢を持って頑張ることができています。みなさんも、茨城県立医療大学、専任教員養成講習会にて、看護の喜びを探してください。