nagatagakutyo 

 いま,医療の現場ではさまざまな医療専門職がチームとして活躍しています。多職種協働や多職種連携,チーム医療と呼ばれていますが,そのような場面で求められるのは,それぞれのスタッフの高い専門性です。保健医療学部の看護学科,理学療法学科,作業療法学科,放射線技術科学科では,専門的な知識や技術を教わります。いっぽう,専門性を高めるには,背景にあるサイエンスの知識も必要です。現場ではまた同時に,他の職種の役割を理解する力とコミュニケーション能力も求められます。さらに,病気を持つ人,障がいを持つ人を理解する豊かな人間性も必要です。人間科学センターと医科学センターでは幅広い教養やサイエンスとしての医療の基礎を学ぶことができる仕組みになっています。また,医療は実践的な教育が必要ですが,私たちの大学には,付属病院を設置し,学部低学年のカリキュラムの中でも実習が行われています。

 

 ところで,卒業後,実際の医療の現場で臨床経験を積む中で,さまざまな疑問を抱くことになります。そのような疑問を先端的な知識の獲得や研究によって解決したいという思いが生じることでしょう。わたしたちの大学では,大学院として,2年間の博士前期課程(修士号授与の課程),3年間の博士後期課程(博士号授与の課程)を設けており,臨床の現場を経験した多くの人たちが入学し,指導教員の元,幅広い領域の学修と研究に励んでいます。

 

 学部卒業生と大学院・助産学専攻科修了生の総数は3000人を超え、茨城県を中心に全国の医療の現場で活躍しています。少子高齢化の社会の中で、高い専門性を持ちリーダーシップが発揮できる医療職の役割は、ますます大事になっています。やりがいと生きがいを感じる未来への第一歩を,この茨城県立医療大学保健医療学部や大学院で踏み出してみませんか?

 

                                                          平成28年8月25日

                                                          茨城県立医療大学

                                                          学長 永田博司